Diary 24.08.29
25日(日)、宇部で開催されるWILD BUNCH FEST.に向かう道すがら立ち寄ったとある商店街。
ここは宇部中央銀天街。宇部の中心に位置し、炭鉱業で栄えた60年代は多くの人々で賑わいを見せていたという。
写真では今は駐車場となっているこの地に小郡商事によるメンズショップOSが構えられていた。小郡商事というと聞き馴染みがないだろうが、ユニクロ擁するファストリテイリングの前身だ。柳井正氏はこの地で育ち、東京で早稲田大学で見識を広め、ジャスコに半年勤め、のらりくらりとしたのちにここにまた戻ってきた。
氏が戻ってきた時、この地はどんな景色だったのだろうか。また氏の目にはどう映ったのだろうか。日々込み上げる焦燥感と渇望感をバネに、この地で日々奮闘していたのだろう。きっと今のようにインターネットもなく、東京や世界の市場からあまりにも遠く、先の見えない果てしない道のりだっただろう。
東京で学び、同じように商店街で営む家族経営の会社に入った身として通じる何かを感じる。(決して親近感など軽はずみなものではない。)