クリスチャン・ディオールがオートクチュールとして
確固たる地位を築くまでのコレクション回顧展

時代の寵児となった多くのクリエイティブディレクターを輩出。
クリスチャン・ディオールやイブ・サンローロン、ラフ・シモンズらの錚々たるコレクションが並ぶ。

個人的にはジョン・ガリアーノの
ニュースペーパー総柄がとても懐かしい。

注目はOMA重松象平さん の空間ディレクション

往年の名コレクションを空間で取りまとめる。
その上で部屋ごとにそれぞれの世界観があり、異世界を渡り歩いているかのよう。

不思議と屋内だと感じさせない開放感を感じた。
おそらくは視覚的に奥行きを持たせるための随所の工夫によるものか。
(鏡の活用/メッシュのような空間デザイン/段々になった背面スクリーンなどなど)

いつものMOTとは大きく表情が異なっていたのが印象的だった。

貴重なクリスチャン・ディオール本人よるスケッチ。最初のコレクション。
メッシュのような空間デザイン。視覚効果から非常に奥行きを感じる。
天井に鏡を配置することで限りのない高さを演出している。暗い展示空間だから一層感じられる。
床に鏡を配置することで天井高が低い空間でも圧迫感を感じず、加えてパニエの構造も鑑賞できる。
背景スクリーンを段々上にすることで奥行きが生まれている