森見登美彦氏による短編小説集。
本作は”四畳半神話大系”のスピンオフ的続編で、登場人物の一部が登場していたりします。舞台はもちろん京都。あいも変わらず、著者の雅言的文章表現が冴え渡っています。そして設定、ネーミングセンスといい、著者が普段どんなものを見聞きしていたらこんな発想ができるのか、と舌を巻いてしまいます。
ストーリーとしては特定の主人公がいるわけではなく、著者としては珍しい三人称で書かれています。
四畳半神話大系を読まずとも楽しめますが、一読してから本作読まれることを強く勧めます。
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