日本を代表するデザインエンジニアによるデザインにまつわるエッセイ集。
著者は山中瞬治氏。日本を代表する工学とデザインを行き来する”デザインエンジニア”であり、デザイン教育者の筆頭的存在だ。
学生時代、氏の講義を受講していた。
とても優しい物言いと美しいプレゼンテーションはとても心地が良いものだった。
氏から教わったことははスケッチやデザインのいろはなど様々。
しかしそれ以上に”好奇心に実直に向き合って培われた知性の強さ”というものを学びとることができたというのが大きな収穫だった。
そんな彼のアンテナの幅広さと深める所作を感じ取ることができる本作、「デザインの小骨話」だ。
何度も読み返す一冊。