デザインの骨格(著:山中俊治)を読んだって話。
デザインの骨格 Written by 山中俊治 Shunji Yamanaka
プロダクトデザイナーであり東京大学特別教授の山中俊治によるエッセイ集。執筆時は慶應義塾大学SFCの教授である。
氏のブログを編纂して出版された一冊であり、ブログ自体は学生時代からよく読み返していた。氏はデザイナーとして非常に高い観察眼で日常の事象を観察し、科学者・エンジニアとして日常の事象への高い解像度で理解をし、またデザイナーとしての高いプレゼンテーション能力でもってわかりやすいエッセイに落とし込まれる。しかしそれだけではない。好奇心旺盛な探求者としての内面があるからこそ実践する知識人としての高みに辿り着くのだと、いつも気付かされる。
いつも読み返したくなるのは好奇心の起爆剤を欲してる時。手元に置いておきたくなる一冊。